栄養ドリンクって何者?

医薬品と医薬部外品という表示が栄養ドリンクにあるのに疑問を持った事はありませんか?医薬品は薬局薬店でしか販売できず、医薬部外品はコンビニで販売できたのです。そのため栄養ドリンクは医薬部外品になったのではないのでしょうか。現在では多くの日本産栄養ドリンクと共に外国産の栄養ドリンクが輸入されているようです。お隣の国・韓国にも栄養ドリンクが多数あり韓流ブームと一緒に日本でも販売され、受け入れられているようです。

医薬品とはなに?

医薬品は薬事法で、日本薬局方に納められている物で、人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であり、人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物で、機械器具、歯科材料、医療用品及び衛生用品でないもの(医薬部外品及び化粧品を除く)と定められています。つまり、中身の成分の有効性が認められていて、病気の治療や予防に使われる薬を医薬品としています。一本の栄養ドリンクに入っている各種成分は種類も量もそれぞれ制限されています。一つ一つは単独では体に吸収され難いのですが、その含有量が多かった場合副作用が出るそうです。人によっては身体に合わない場合、心拍数が早くなったり、血圧が高くなったりすることがあります。

このような異常な症状が出た場合は、すぐ病院に行って検査を受けてください。特に妊婦の方は栄養ドリンクのラベルに書いてある注意事項をよく読んでから飲むようにしましょう。

医薬部外品とはなに?

医薬部外品は薬事法で、吐き気その他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止、あせも・ただれ等の防止、脱毛の防止・育毛又は除毛、人又は動物のためにするねずみ・はえ・蚊・のみ等の駆除又は防止が目的とされているもので、人体に対する作用が緩和な物であって機械器具等でないもの及びこれらに準ずる物で厚生労働大臣の指定するものをいいます。中身の有効成分は医学的に認められているが、病気の治療ではなく予防を目的として製造されたものです。含有成分は栄養分なので、朝食代わりに飲んでいる方も増えています。しかし、栄養ドリンクの成分が全て身体に吸収されるわけではないのです。つまり、補助の役割でしかないのです。規則正しい食事を摂った上で足りない栄養分を補う役目が栄養ドリンクです。栄養バランスが良い食事を摂っている方は栄養ドリンクを飲む必要はありません。過剰な栄養は体外に排出されますから、高額な栄養ドリンクの効果は無駄になってしまいます。